我が家でも!ついに念願のふもとっぱらにチャレンジすることになりました。
先輩キャンパーに、強風時のテント設営方法や撤収方法について教えてもらったので共有します。
人気キャンプ場のふもとっぱらは、ひらけたキャンプ場で一見すると初心者向けな印象を受けると思います。
しかし、強風が吹きすさぶ 上級者向けキャンプ場。とのことブルブル💦
ふもとっぱらでテントが倒壊することはよくある話だそうで、しっかりした設営をしないといけません!
しっかり強風対策をしないと せっかくの思い出がどよぉ~~んな状態になります😿
ファミリーキャンパーのお父さんはふもとっぱらに限らず正しい設営方法やガイロープの重要性を最初のうちに知識として身に付けておいたほうがいいです。
家族が見ている目の前でさみしいことになったら つらすぎます。
特にファミリー用、グループ用のツールームテント(大型テント)は強風時に風の抵抗をかなり受けるので、正しい知識の元に設営しないとあっという間にポール破損、テントが飛ぶ、最悪は人にケガを負わすことになるので準備をしっかりしてからキャンプに行ってください。
まずは どれくらい 風が吹くのか見てください。以下、ふもとっぱらの平常運転です(笑)。特にひどい状況ではありません。
強風時の設営に強いオススメのテント
ソロ用や、テンマクデザインのワンポールテント サーカスTCサイズは強風時の設営に最適解であると思います。
また、ゼインアーツのゼクーや、オガワのツインピルツフォーク、Nordiskなども同様の設営方法なので強風時に設営し易いです。
サバティカルのスカイパイロットTCは、風の受ける方向をよく考えて設営しないと、破けてしまうかもしれません。
正面の谷になっている箇所に風を受けると耐えきれません。
理由は 設営方法が ペグダウン→ワンポールを入れるという作業を強制されるからです。テントを立ち上げたときにすでにペグダウンされているのであおられることがありません。
なので、ふもとっぱらに慣れてユーザーはワンポール、ツーポールテントが多いのはこういう理由です。
一方でツールームテントはペグダウンしてからポールを入れるという作業はしません。説明書等を見てもポールを入れて、形を作ってから ペグダウンするため、風が吹いていると一瞬で吹き飛ばされます。
基本的に以下、ツールームテントの強風時のテント設営をお伝えしていきます。
ツールームテントも設営出来てしまえば、ワンポールテントよりも風を流線型に受け流すことが出来るので強風時の風に弱いわけでは決してないのです。
強風時の設営方法
風がおさまるまで待つ。勇気を持ってキャンセルも検討を。
無理して設営しない。心に余裕をもって設営しましょう。
これが分かっていても中々出来ません。
実は、我々も和歌山県の白崎海洋公園オートキャンプ場で、ポールを曲げてしまいました💦
ガイロープやペグダウンを行った後にポールを入れるなどの対策を行いましたが曲げてしまいました💦
鱗滝さんに「判断が遅い!」って怒られます。
曲げた、折った人しか分からないかもしれませんが、中々勇気を持って設営を避けるという判断が一番難しいです!
風が吹いていなくても明日になったら天候が変わる。
今は風が吹いていなくても夜中に風が吹いてふっとぶことは十分あります。
テントのペグダウン、ガイロープの使用は必ず行ってください。20㎝の
すべての作業は風上から行う。
風上に背を向けて作業します。これがすべての鉄則です。撤収時作業は風上側を最後にします。
風上にテントのとんがった方を向けると多少は強いが、そこまでシビアでなくても倒壊する恐れはない。
ツールームテントは細長い形状をしています。尖ったほうが風上に向かっていると風を受け流しますので強度は出ます。横からの風には弱いですがガイロープでしっかり張れば大丈夫です。そこは実用性でいいと思います。
ふもとっぱらは富士山に向かって設営する人がほとんどです。
そして、風は横から吹いてきます。横から風を受けることになります。
使用するペグは、ガイロープは40㎝か30㎝、テント本体は30㎝
使用するペグですが、20㎝の短いものがありますが、仮止め程度で、あまり使い物になりません。
私も設営を簡単にしたいということで、20㎝ペグを15本以上持っているのですが、極力使わないようにしています。使用したとしてもテント本体、ランステ本体ですが、地盤が緩い、風が強いところでは 100%使用しません。
20cmはデイキャンプとかでは使います。
でも、20㎝も実は強風時は使い道があるんですよ!それは後程。
テント本体には30㎝、ガイロープには40㎝のペグを利用してください。
ツールームテントの風上側をペグダウン(仮止め)する。
まず、風上側からペグダウンします。テント本体にペグダウンをします。
通常はポールが入った状態でペグダウンすることが多いと思いますが、ポールが入ってしまうと風に吹き飛ばされるのでまず。本体をペグダウンします。
これは仮止めで ポールが入った後 形を整えます。仮止めと言ってもテント全体をここで抑えるので30㎝のペグを使ってしっかり固定します。
ポールを入れる。強風であおられた際は、風上側からポールを支える。反対を抑えると折れます。
ポールを入れます。
ここからが本番。ポールが入ることで風の抵抗を受けます。
注意して設営を行いましょう。
ふもとっぱらの動画を冒頭で紹介していますが、ほとんどの人が風上をペグダウンすると風下からテントを支えようとします。これは絶対NG。
なぜかというと 風の力と反対側から抑える力で挟まれてテントのポールが折れるのです。
こうやって冷静に考えればわかるはずです。ポールを風の力と自分たちの力で、ポールを曲げているのですから、折れるわけです。
ではどうすればよいかというと、ガイロープのような役割を果たせばいい。
つまり、風上側から、テントを風上方向に引っ張るようにして耐えるのです。
その際、もつポールの位置は下ではなく、持ちやすい場所、地面から130㎝~140㎝ぐらいのところでいいです。ランドロックなどでいえばクロステープの場所あたりで良いと思います。
風上側のガイロープを固定。その後、仮止めしたテントのペグダウンを打ち直す。
この人の力で支える仕事をガイロープが担うので風上側のガイロープをペグダウンしましょう。
ガイロープとはテントからヒモが出ていてテントを固定するものです。地面ではなくてテントの天井付近からヒモが出ています。これがテントの倒壊を抑える役割があります。
寝る前、毎日 ロープがしっかりテンションがかかっているか確認してください。
テントが少し移動したりすることでゆるみが発生したりします。テンションがかかっていないと効果がないので必ず確認するようにお願いします。
最初に風上側のテントのペグダウンがずれていたら外してペグダウンし直しましょう。テントがゆがんでいると本来の強度が出ません。
妥協せずに設営しましょう。
やっとここからは通常設営でOK。
ここまでしっかり準備をすれば、後は風下側なども順次ペグダウンしていきましょう。
すべてのガイロープはすべてペグダウン。
一部省略すると、強風でポール破損の恐れあります。折れてから後悔しないでもらいたいです。
スカートもペグダウン
youtubeの最後のほうを見てもらうと ランドロックのスカートがあおられているのが分かると思います。
スカートもペグダウンすると風が入らないで、テント内が大惨事になることを避けることが出来ます。
20㎝のペグがとっても活躍します♪
強風時の撤収方法について
風がおさまるまで待つ。
無理して撤収作業を行わない。気持ちに余裕を持とう。
強風時は2名以上の作業を行う。恥ずかしくても近隣キャンパーさんに協力を求めよう。テントが飛んでしまう危険は避けましょう。
ちょっと人数的に不安な場合は手助けを求めましょう☺
人に危害を加えるよりかは数段マシです。
私のところにテントバッグや生ごみが飛んでくるとかは日常茶飯事でした💦
風上側に人を配置して有事に備える。
これから、ポールを抜いてまず風の抵抗を受けない状態にします。
何かあった際にも風上側からテントを支える必要があります。これは設営時と同じですね。
風下側からポールをピンから抜く。ポールをテントから取り外す。
風下側のポールを抜きます。ぺしゃんで出来れば強風時の撤収の8割は達成です♪
ポールを抜く際にテントのペグダウンが邪魔になる場合がありますので適宜抜いていきます。
※風上はガイロープ、テント本体のペグダウンは抜きません。
テントのペグダウン風上側を残して、ポールを取り外す。
ポールを出しましょう。
風上側でテントを押さえてもらいながら、ペグを抜き、ガイロープを取り外します。
子供も総出でテントに乗ってもらいながら手際よくペグを抜いていきます。
素早くテントを畳む。
テントを畳んでおけば風にあおられる心配もなくなります☺
如何だったでしょうか?
そんなに難しいことではありません。
順番と作業の段取りを行えば安全に設営できます。
この手順で設営できない環境下ではそもそもキャンプ自体不可能です。
キャンプを行わないという選択肢も勇気をもって選ぶことも大事です。
ふもとっぱらの夜は星が近くて素敵です☺
テントクリーニング.comも河口湖IC近くなので、キャンプ後のメンテナンスに最適ですよ!
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