ここ最近は職人になりたいという人が増えてきています。
ひと昔前だと、職人という独特の世界観は敬遠され、安定した職種・世間体が良い職種が人気が高く、大手企業のサラリーマンをはじめ、公務員などが人気でした。
より豊かな時代になるにつれ、給与以外の側面で職業を選ぶ人が増えてきてきました。
・職人という自分の腕一本で評価されたい。
・業界の将来をかえてみたい。
・誰でも出来る、誰でもいい職業には就きたくない、誇りを持てる職種に就きたい。
などなど、今時の若い者は一周まわって、非常に前向きな職業観を持っているのではないでしょうか?
【クリーニング師】オススメですよ^^v
平成建設という静岡県沼津市の会社は、女性や東大・京大・早慶の大工さんがたくさんいるということで話題になった会社さんです。
林業女子という言葉を知っていますか?
林業に従事する女性のことなのですが、今までの常識では考えられない職業観で就職している人が増えています。
ちなみにこの女性は東大を卒業しています。テレビにも紹介されていました。
とは言っても、森を守りたいから林業!へって分かりやすい人は就職先に困らないでしょうが、 多くの人は漠然と職人になりたいと思っていると思います。
そういう人たちが就職先を選ぶ際に気をつけるべきポイントを今回まとめてみました。
また、この気を付けるべきポイントは職人さんを受け入れたいという企業にとってもそのまま気を付けたいポイントでもありますので、若くて将来有望な職人さんを採用したいのであれば注意しておく必要があります。
①法人企業に入ろう
上の記事でも紹介した林業女子の人の勤め先は東京チェンソーズという法人です。HPを見れば分かるが、会社です。社員数は10数名と小規模ではありますが、個人事業主ではありません。
職人になろうと伝統工芸の職に就きたいと思うと弟子入りを想像しますが、これはやめておいたほうがいいです。
従業員を雇う仕事量をしていないところに、弟子としてあなたが来たら、あなたのために仕事をとってこないといけない。さらに、あなたに教える時間もとられるし、他人と一緒に働くとなると 想像以上に教える側の職人さんの負担が増えます。なのでこういう職は弟子の間は無給というところが多いのです。
さすがに豊かな時代と言っても無給は生活できません。どうしてもなりたいという職が丁稚しかなければしかたありません。
また、給与が出せるということはそれだけ仕事量があるわけです。実務経験に勝るものはありませんのでやはり法人としてなりたっている就職先に勤めたほうが良いと思います。
②見て覚えろ の雰囲気がない職場
見て覚えろ! 技は盗め! とひと昔前のことを言っているような職種は避けましょう。
こちらは職人になりたいと意欲が高いのに、なぜ教えてくれないのか理解不能です。
意欲が高ければ見て覚えることも可能でしょうが、習得に時間がかかります。
見て覚えろしか言えないのは、教える能力・伝える能力がないことを証明しているようなものです。避けるべき職場でしょう。
面接時に、「どのようにして仕事を教えてくれるのですか?」と聞けばなんとなくは分かるはずです。
③職人の職場≠ブラック企業な職場
職業の中では朝早かったり、夜遅かったり、時には長時間労働であったりする職種も存在するでしょう。
修業中の身だからといって、不当に働かせられる職場を是としてはいけません。
職人の世界だから、必ずブラック企業というわけではないのです。
将来は家族を持つことにもなるでしょう。職人になりたい一心だけではなく自分の人生設計も多少は考慮して職場を選ぶべきです。
④独立しないのがふつうである職種や職場であるか。
独立できる職種、職場なのか ・・・ ではなくて、逆の職人として会社に残れるのか というのがポイントです。
ひと昔前のように、 職人=独立 というイメージがありますが、今はお金儲けをしたい、一国の主になりたいというハングリー精神よりも、精神的な充実感を求める人が増えてきました。
なので、独立するのが当たり前、若いときしか働けないといった職種や職場は敬遠される傾向になります。
逆に独立したいんだーって人は、独立するのが当たり前の職種や職場のほうがいいでしょう。
独立することで、仕事はできても、仕事をとってくる作業やそれ以外の作業についてはまったくの素人からのスタートになります。経験者からの支援やアドバイスがなければかなり難しいです。
⑤同世代の若い職人がいるかどうか。
職人と言われるくらいですから高度な技術を習得する必要があります。
それは感覚値であったり、経験値であったりと、どうしても言葉だけでは伝えれないものがあります。
すでに習得した職人さんよりも、現在進行形で学んでいる若い職人から伝え聞いたほうが分かるといったケースは間々あります。
しっかりと技術を身に付けたいとするならばこういう点も選ぶべきポイントとして考慮したほうがいいでしょう。
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